先日真岡で開かれたリサイクルフェアでは、台風の接近で天候があまりよくなかったにもかかわらず、166名の方に計1356冊の本をお持ち帰りいただけました。ご参加ありがとうございました。
さて、涼しくなり読書がしやすい季節になってきました。あっという間に10月です! 10月は長年続編を待っていた十二国記シリーズの新刊が刊行されるということでノラネコはそわそわしています。真岡図書館には新潮文庫の完全版が所蔵していますので、まだ未読という方は序章『魔性の子』、1作目『月の影影の海』(小野不由美/著)からどうぞ!異世界ファンタジーで1作目はネズミが登場するところまでちょっと暗い展開が続きますが、ハマルと一気に読めてしまうほど面白いです。
最後に、読んだ本の中から個人的におすすめの絵本をご紹介。
・『なまえのないねこ』 竹下文子/文,町田尚子/絵 小峰書店 【所蔵館:二宮】
主人公は緑色の瞳をもった一匹の野良猫。タイトルの通り名前はありません。みんながもっていて自分にはない「名前」を探しに、ねこは外へでかけます。最後、ねこが気づいたことは大人が読んでもじんわりきます。存在を認めてもらえるのは本当に嬉しいことですね、町田さんのリアルなタッチの絵もとても印象的です。
・『おかしな?ハロウィン』 ザ・キャビンカンパニー/作 ほるぷ出版 【所蔵館:真岡】
ハロウィンの日、おばけに仮装した子どもたちはとある家を訪ねます。中ではおばあさんが子どもたちにあげるお菓子作りに大忙し。ドラキュラさんには飛んでいっちゃうコウモリクッキー!おおかみおとこさんにはおおかみのふんチョコ!?などなど・・・ユニークなお菓子と最後あっとしたオチもあって楽しめるハロウィン本です。
10月・11月の真岡図書館では児童テーマで本「おちば・みのり」、収穫にまつわる絵本などをカウンター前の机に集めて展示します。貸出もできるのでぜひ手にとってみてくださいね~
ノラネコ